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ライフステージの変化に伴い勤務先を変え、成果を出すため試行錯誤する

キッカケインタビュー

2023.11.08

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新卒で大手化粧品メーカーに入社し、3年半勤務。その後大手総合人材会社へ転職し5年間働くなかで、ライフステージが変化。現在は株式会社SmartHRでインサイドセールスを担当しながら仕事と育児の両立にチャレンジする神山さんに、お話を伺いました。

「ヒトはキッカケがあれば必ず変われる」生き方・働き方を応援するキッカケインタビュー。
第24回目の今回は、株式会社SmartHRでインサイドセールスを担当されている神山彩さんにお話を伺いました。

新卒で大手化粧品メーカーに入社した神山さんは、3年半勤務したあと大手総合人材会社へ転職。法人営業を担当し5年間働くあいだに、結婚・出産を経てワーキングマザーとなりました。神山さんが経験したライフステージの変化や、SmartHRに転職した「キッカケ」について語っていただきました。
神山彩さん

神山彩さん

株式会社SmartHR インサイドセールス
新卒で国内大手化粧品メーカーに入社し、美容部員として働きながら商品セミナーなども行う。3年半後に大手総合人材会社へ転職し、法人営業として新規顧客の開拓や既存顧客の対応に5年間従事。そのあいだに結婚・出産を経て、2021年11月に転職し現職。ワーキングマザーとして5歳の娘を育てながら仕事をこなし、キャリア形成にチャレンジ中。

営業への配属は叶わなかったものの、美容部員の業務に尽力

千葉祐大(以下 千葉)

神山さん、本日はよろしくお願いいたします。神山さんは新卒で化粧品メーカーに入社されたとのことですが、なぜ化粧品業界を選んだのか教えていただけますか?

神山彩さん(以下 神山さん)

よろしくお願いいたします。就職先に化粧品業界を選んだのは、自信がなくなっている時期に化粧品に惹かれたからです。私は栃木県出身で、大学に通うまであまり県外に出たことがありませんでした。そこから外国語学部に進学し、突然グローバルな環境に身を置くことになり、いろいろな刺激を受けたんです。衝撃的な学生生活のなかで、自分に自信をなくしてしまう場面もありました。そのようなときにメイクをすることで気分が明るくなったり、自分に自信を持てるようになる化粧品に惹かれ、化粧品業界で働きたいと思うようになったんです。

千葉

ありがとうございます。もともと神山さんは営業職を希望されていたと伺いましたが、営業に興味を持った理由は何だったのでしょうか。

神山さん

営業職は、自分で会社にお金を持ってくることができるので、インパクトが大きそうだと感じました。キャリアとしても、最初に営業職を経験してから違うポジションに転換する例を会社説明会でたくさん聞いたので、自分もそのようなキャリアを描けたらいいなと考えていたんです。こんな化粧品があったらいいな、世の中に広めたいなと考えていたので、営業職を希望して就活していました。

千葉

化粧品メーカー入社後は、どのような仕事をされていたのでしょうか?

神山さん

メインの仕事は、店頭で接客する美容部員でした。お客様にメイクをしたりフェイシャルケアをしたりしながら、最終的に商品を購入していただく仕事です。美容部員はキラキラした仕事に見られがちですが、体力勝負の側面が強く、思っていた以上にハードでしたね。

化粧品メーカーで働くなかで1番楽しかった仕事は、担当するメイクブランドを扱ってくれているお客様に対して新商品のセミナーを開いたことでした。セミナーに参加したお客様が製品をより好きになってくれたり、実際に使って勉強できたから店頭で売れそうだという感想をくださったりして、やってよかったと感じられました。

営業で成果を出して適切に評価されたいと考え、人材会社へ

千葉

化粧品メーカーで3年半働いたあとは転職されたとのことですが、そのきっかけを教えてください。

神山さん

3年半働くなかで、営業職に異動したいと思ってもなかなかできない現実を痛感しました。また、当時の会社は男尊女卑の文化が根強く、美容部員は会社の底辺という認識が蔓延していたので、とても悔しい想いをしていたんです。それを見返したい気持ちと、法人営業として自立して力を伸ばせば評価される世界に飛び込んでみたい気持ちがあり、大手総合人材会社に転職しました。

千葉

僕も当時のことを思い返してみましたが、男女で評価に差がある時代でしたよね。今は時代も変わったので考え方をシフトしている会社も多いと思いますが、当時は本当に悔しい想いをされたと思います。

転職後は、人材紹介部門の法人営業を担当されたのですよね。念願の営業に携わるようになり、ギャップなどはありましたか?

神山さん

人材業界も法人営業も初めてだったので、驚きの連続でしたね。人材紹介の営業は、和気あいあいというより各々が自分のことに集中している雰囲気だったんです。当時はまだサービスの立ち上げ時期だったこともあり、チームとはいえどある意味ライバルのような形でした。独立志向が強いメンバーも多かったので、本当に成果に貪欲な人の集まりなんだと衝撃を受けましたね。

千葉

おそらく人材業界あるあるですよね。僕も人材会社で働いていたときは、そのような雰囲気を感じていました。法人営業で成果を出すために、何か工夫したことはありますか?

神山さん

最初は量だと思い、まずはとにかく行動しました。テレアポからスタートしたのでたくさん電話をして、アポを入れまくるようにしていましたね。当時はオンライン商談もなかったので、1日に3件でも4件でも訪問を入れて、いろいろなお客様に会っていました。最初にその経験をしたのは、結果的に良かったですね。

千葉

量質転化の法則といわれているように、やはり量をこなすことで見えてくるものがあったのでしょうか?

神山さん

そうですね。最初は新規営業が100%だったのでゼロからお客様を獲得するところからスタートしたのですが、どのような求人が自社にマッチするか掴めてからは、アポのムダ打ちもなくなっていきました。

その後は既存顧客を膨らませていく動きも増えてきて、入社1年後くらいで売上の立て方がようやくわかってきて、量から質に転化できてきた感覚がありましたね。

千葉

ありがとうございます。やはり若い頃に一度突き抜けるというか、やり切る経験をすることはとても強いなと神山さんのお話を聞いていて改めて思いました。

生産性を上げ、時短勤務でも独身時代と変わらぬ仕事量をこなす

千葉

神山さんは、人材会社で働かれているときにご結婚されたのですよね。

神山さん

そうですね、27歳の年に結婚しました。社会人4年目か5年目の頃ですね。比較的早く子どもも生まれましたが、私は婦人科系の不調があったので、もしかしたら妊娠できないかもしれないという不安があったんです。夫婦だけで暮らしていく道も考えていましたが、いざ子どもができたときは驚きと安堵感がありましたね。

千葉

働かれていたのも大きな会社ですし、育休をはじめとする制度は使いやすかったのではないでしょうか?

神山さん

はい。制度はかなり整っていたので、育休も自然に取ることができました。ただ、復職する直前は不安もありましたね。子どもは可愛いけれど社会と接点を持ちたい、自分で稼ぎたいという気持ちがあったので、復職は早い段階で決めていたんです。それでも1年間のブランクがあったので、大丈夫かなと心配でした。

千葉

復職されたときは、産休育休に入る前に所属していた部署に戻られたのですよね。独身時代と変わったこともあったと思いますが、良い意味で新たに気づけたことなどはありましたか?

神山さん

最初は時短勤務で復職したんですが、同じ部署に戻ったため業務内容はほぼ変わらなかったんです。そうなると、生産性を上げなければ時間内に仕事が終わりません。そこで、優先順位をつけてやらないことを決め、「今日はこれだけやる」と判断して生産性を上げていました。

昔はダラダラと残業したり飲みに行ったりしていましたが、意外と時短勤務でも同じ仕事ができるんだというのは本当に良い意味での気づきでしたね。

千葉

ありがとうございます。大変なこともたくさんあったと思いますので、そのエピソードもお聞かせください。

神山さん

私たち夫婦はどちらも実家が遠方にあるので、基本的には2人でやっていかなければならないんです。子どもが生まれてから、仕事内容は同じでもライフスタイルをガラッと変えなければならなくなりました。

共働きで家事や送り迎えの役割分担をしなければならないし、今のスタイルを見直し続けないと家庭がうまく回らない。これは初めての経験だったので、たくさん衝突もしました。仕事を頑張りたいときに子どもが熱を出すなど、自分の思いどおりにならないことが連続的かつ突発的に発生するのもとても大変でしたね。

千葉

やはり、子どもが生まれてからの変化は大きいですよね。ライフスタイルが大きく変化するからこそ、コミュニケーションが大事だと気付かされます。

ワーキングペアレンツとの親和性が高いIT業界へ転職

千葉

人材会社では5年間働かれたそうですが、その後転職しようと考えたきっかけを教えていただけますか?

神山さん

時短勤務から徐々に伸ばして最終的にはフルタイムで働いていたんですが、残業は一切できない状況でした。そのなかで生産性を上げながら成果を出そうと頑張ってはいたんですが、やはり残業ができるメンバーに比べると良い評価が取りづらく、残業代もつかないため収入面でも厳しいと感じるようになったんです。同じように頑張っているつもりでも、独身のときのようにはいかないんだと実感しました。

当時はコロナ禍ではあったものの、フルリモートやフレックス勤務があまり浸透していない時期だったので、このまま働き続けるのは体力的にもしんどいと感じていたんです。

千葉

独身時代は特に問題がなくても、結婚して育児をしながら働き続けるのは大変というケースは多いですよね。そこで、株式会社SmartHRを転職先に選ばれた理由を教えてください。

神山さん

コロナが落ち着いてきたタイミングで、リモートワークが世の中に浸透し始めました。そこで、リモートワークとワーキングペアレンツの相性はかなりいいのではないかと個人的に思い始めたんです。

そこで転職先を調べるようになり、IT業界は男女の賃金格差が結構少ないと知りました。調べるなかでSaaSのことも知り、候補のひとつとして考えていたSmartHRに2021年11月に転職した形です。

千葉

ありがとうございます。リモートワークが浸透したのは、働くパパママにとって劇的な変化でしたよね。SmartHRに転職されて、良かったことや驚いたことがあれば教えてください。

神山さん

初めてのIT業界で、しかも私はインサイドセールスに加わったメンバーのなかで初めてのワーキングマザーでした。やっていけるんだろうかという不安も若干ありましたが、入社してみるとリモートワークが全く問題なく機能していることに驚きました。フレックスも使わせてもらえますし、これが当たり前になっているIT業界ってすごいなと衝撃を受けましたね。

とはいえ、業界のスピード感はものすごく早いので、あっという間に競合他社に追いつかれてしまうリスクがあります。キャッチアップをして自分自身が頑張らないと、成果を出すという観点では大変な部分もありますね。頭の使い方や成果の出し方がこれまでと違うので、転職してもうすぐ2年経ちますがまだまだ試行錯誤していかなければならないと感じています。

でも、IT業界は本当にワーキングペアレンツと親和性の高い業界ですし、SmartHRという会社もパパママ社員が3分の1ほどいるので働きやすいと思います。

「well-working」を謳い、実態も追いついているSmartHRはパパママも働きやすい

千葉

神山さんのお話を聞いていると、SmartHRが本当にパパママにとって働きやすい会社なのだという印象を受けます。

神山さん

そうですね。働きやすい、パパママに優しいと謳っている会社はたくさんありますが、実態としてどうかはいざ働いてみないとわからない部分もあると思います。SmartHRは、実態が追いついている会社だとすごく感じますね。

制度も新しいものがどんどん増えていきますし、現場の社員の声を拾い上げているのがわかります。また、他社がどのようなことをしているかもキャッチアップして、自社に落とし込むならどのような形がいいかを人事の方々が真剣に考えているのが伝わってきます。会社のミッションとしても「well-working」を謳っていて、本気でそこに取り組もうとしているのが社員から見てもわかりますね。

千葉

ありがとうございます。それでは、最後にSmartHRの宣伝などがありましたらお願いします。

神山さん

現在SmartHRでは、全職種で人材を募集中です。私が所属しているインサイドセールスの部署も、積極的に採用を行っています。今のSmartHRは、インサイドセールスとしての本質的なスキルが求められるフェーズにいると考えています。営業をやってこられた方や、未経験だけどチャレンジしてみたい方にぜひ仲間入りしてほしいと思っていますので、応募をお待ちしております。

また、SmartHRはパパママも安心して働ける環境ですし、育児に限らず介護などのライフイベントが発生しても心配ない会社だと思います。まずはカジュアルに話を聞きたいという場合でも、ご連絡いただけると嬉しいですね。

千葉

ありがとうございます。神山さんのSmartHRに対する愛情が、本当に伝わってきました。育児や介護などライフステージの変化は誰にでも起こり得るものですが、そのとき中長期的に安心して働ける会社は強いですよね。

僕も微力ながら、良い人材が見つかるよう紹介させていただきたいと思います。神山さん、本日は素敵なお話をありがとうございました。

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